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[日記](読書) Good Old Boys (本多孝好) [日記]


最近、人気シリーズ「dele.」の2~3作品目を読んだり
元々好きな作家さんということもあり、本多孝好の「Good Old Boys」を読んだ。
(その記録)

表紙からして「サッカー(教室)」。
内容も表紙の通り、「サッカー(教室)」

本多孝好さんは、ありそうでない、というかありそうである話に少しだけ
ひねっているという印象。しっかりエンタメ作品なのに劇場型のミステリ作家とは
少し趣が違うという印象を持っている。

今回はサッカー教室に通う「普通の父親」が焦点になっていて
あまり交流のない子供たちの名前が「カタカナ」(例:ユウマ)になっていたり
微妙な「壁」を的確に表現していたりする。

他の作品同様、何かが「解決したり」、「凄い展開」だったりということは
この小説には無い。どこにでもあるような会話だったり、家族の溝だったり
妻との関係性だったり、淡い恋だったり。

でも、しっかりエンタメ作品だったり。
緊張感を煽ったり、ハラハラドキドキというのは皆無なんだけど
ツイツイ読み進めてしまう不思議な魅力がある作家さんであり、作品。

こういうサッカー教室(での会話だったりエピソード)って
都会のサッカー教室だったら、どこでもありそう。

適当に、楽しければいいじゃん的なサッカー教室と子供。
妙にアツい父親、妙に冷めた父親、
強豪チームの父母、コーチなどなど


・・・と思わせるのが、うまいなぁ。


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[日記](グルメ) おのでら・天ぷら(東銀座)(★★★★) [日記]

私の中では、鉄板焼きといえば、「おのでら」というほど好きなお店。
おのでらは、鮨を筆頭に、鉄板焼き、天ぷら、薪焼きなど
大手の食材(外食)産業・LEOCらしく、幅広く店舗を展開している。
特にNY店などはミシュランなどのガイドブックにも掲載されていたはず。

で、今回は天ぷら(東銀座)に訪問させて頂いた。
東銀座と並木通りに2店舗構えているのだが、神楽坂にある鮨・心さんから
是非、東銀座店(総理長・石井さん)に、というレコメンドをいただいたので、
そちらに。

天ぷら屋さんは、銀座、門前仲町などいくつか訪問させて頂いていたが
正直、「もう1回行こう!」と思えるお店は無かった。
天ぷらなので確かに美味しいし、サクサク、ホクホク、天つゆも美味しい
食材も高級、これ以上なし・・・という感じなのだが
それ以上もない。天ぷら以上にはならない。
お店で頂こうが、家で安い食材を揚げていただこうが、「美味しさ」の驚きは
相対的に変わらない(絶対的な値段などは変わるのだが)

そんな感想を持っていたところ、おのでらの天ぷらが美味しいということで
今回利用してみた。

確かに「旨い」!!

おのでらなので、ホスピタリティも良いし、高級感(というか高級)だし
お通しから、天ぷらは勿論、デザート、途中の箸休め的な一品まで
手抜き、抜かりなしのお任せコースだった。

食材も変わり種(ぎんぽ)から、王道(春の山菜、エビ(2パターン)、穴子、
鮎(稚魚)等)までフワフワ、サクサク、味もしっかり、でも天つゆはさっぱりで
あくまで素材を楽しむ、天ぷらだった。(油もすっきり系)

主な食材&料理:
 春の山菜(筍、ふきのとう等)、海老、穴子、鮎、ギンポ、キス、
 野菜(アスパラ、茄子)、雲丹&大葉、白子
 一品(肉、マグロ、雲丹&豆腐)、かき揚げ&蕎麦

うん、文句なしに、今までで「一番」の天ぷら。
何だろう、今までの有名店もアリと言えばありなんけど
「驚き」や「満足度」が私的には一番と感じた。
といって、天つゆが変化球だったりするわけでもなく
あくまで王道な天ぷらなんだけど、食材が少し変わってたり
順番が少し変わっていたり、「塩」を少し変えていたり

「少し」というのが絶妙で好印象。

有名店や職人さんのお店に行くと「くどく」感じるんですよね
「どうだ!」みたいな。(あくまで個人の印象、感想)

また行こう。また行ける、天ぷら屋さんに出会えた。
ありがとう、おのでら(石井さん)!!!


今回、★を4つとしたのはまだ季節的にポテンシャルがありそうだから。
しめにいただいた「高級どん兵衛(かき揚げの飛魚出汁、蕎麦」最高。
しめの料理が、5種類もあるって・・・流石おのでら。手抜きが無い。
楽しませてくれますね。


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