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[日記](読書) 荒潮(陳 楸帆) [日記]

中国のSFサイバーパンク作家、陳 楸帆の「荒潮」を読んだの記録。

最近まで日本以外の国の、特にミステリ、SF系の作家さんに疎くて
調べてみると劉慈欣(三体)など読んでみたい作家さんが結構いる。

香港を舞台にした陳浩基のミステリも面白いし、逆に日本の
SFやミステリが残念な気もしないでもない。

で、「荒潮」だが、まさにサイバーパンク。
というか押井守監督が長編映画でやりそうな設定とストーリー。

貧民街(とある中国の島)。ごみのリサイクルをする島民たち。
アメリカの大手リサイクルメーカの策略。
島を取り仕切る元締めたち(ルオ家、チェン家、リン家)の利権争い。

生活はネットでつながれており、とある事件により
貧民街に住む少女の頭脳が電脳化する。

貧民街の少女と恋においた青年(リサイクルメーカの交渉役の通訳)と
貧民街の住人、そして元締めたち、リサイクルメーカとの闘い。

世界観は間違いなく攻殻機動隊、イノセント。

是非、押井守監督の手で映画化してほしいところです。

まぁ、面白いか・・・というと非常に難しい作品なんだけども
サイバーパンク、攻殻機動隊が好きなら読んで損はない作品ですね。




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