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[日記](読書) ザ・マッチ(ハーラン・コーベン) [日記]


ハーラン・コーベンの「ザ・マッチ」の感想と記録。

マイロンシリーズが尻切れトンボ的に、日本では翻訳されていないなかで

本作品は「森から来た少年」の続編となっている。


高年の女性弁護士でもあり、事件を扱ったTVでも活躍しているへスター
そしてその息子と幼き日に出会い、友情をはぐくんだワイルド。
ワイルドは、幼少期に森に捨てられ、森で少年期まで自活していた過去を持つ。
現在はへスターの「調査員」も兼ねつつ、森で自活しながら
かつて友情をはぐくんだへスターの息子夫婦(と言っても息子は事故で死亡)を
見守りながら生活をしている。

タイトルの通り、今回はワイルドが、自身の両親を探すために登録した
DNAサイトで、「はとこ」と、そして父親を探し出したことからストーリーが動き出す。

ハーランコーベンらしく、それだけではなく
ダークネットの「ブーメラン」と呼ばれる自警団グループの活動も
ストーリーに絡み合っていくし

今時の作品らしく、リアリティ番組、そしてその出演者の言動なんかも
ストーリーに大いに関係していく

さらにワイルドの父親、そしてハトコを巡り
様々な事件や陰謀などなど、クライマックスにむけてドンドン加速するので
一気読みできた。さすが。

へスターと、恋人のオーレンとの関係にひびが入りそうでしたが
なんとか持ちこたえ、
ワイルドとかつて友情をはぐくんだへスターの息子の妻との関係は
将来につながったので、一応、ハッピーエンドかもしれないけども

そのへスターの息子の息子の事故死については
この作品では、ワイルドからへスターへ明かされることは無かったので
次回作もあるのかもしれない。

とにかく、ハーランコーベン作品はどんどん日本でも発売してほしいけど
なかなか、日本での知名度は低いので、難しいかも。


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