SSブログ

[日記](読書) マスカレードホテル(東野圭吾) [日記]


珍しく超人気作家、東野圭吾の「マスカレードホテル」を読んだので記録。

この作品も氏の他作品同様、映像化されている。

主演はフロント係に長澤まさみさんと潜入捜査官に木村拓哉さん、そして
同僚役に小日向文世さん。なかなかよく出来た配役だと思う。
というか、小説を読むときは既にこの配役で脳内補完されていた。
特に木村拓哉さんは見事というか、そもそも彼をモチーフしたのでは
ないだろうか、とさえ思った。

物語は意味深な数字(というか明らかに緯度・経度を示す数字)と
一見するとつながりのない殺人事件、妙な宿泊客、
そして困ったお客相手に見事なプロ意識で捌きまくるホテルマン。

事件解決までの手法やなんかはあからさまなエンタメ作品ですけど
それなりに面白いというか、面白さ、読みやすさでは
この人の小説はやっぱり面白いよなぁ、と思ってしまう。
映像になりやすいというか。
たまぁ~に読むのにはもってこいですよね。

結局犯人はそこというか、意外性もあまりなく
登場人物の範囲内で落ち着くし、
事件性よりも、長澤まさみさん、木村拓哉さんの掛け合い・・じゃなくて
山岸さんと新田さんの掛け合いと、淡い恋心?的なところが
面白い作品なんですね、きっと。

迷惑な宿泊客もいそうで・・というか、読み手が
想像できそうな迷惑な人たちを、一通り押さえましたという感じで。
いかにもでしたし。

もう少し全体的にひねりがあって良いのかもしれませんけど
作者の多分、そういうところはあえてシンプルにして
主人公の二人に焦点を当てたかったのかもしれません。





nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ: