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[日記](読書) Good Old Boys (本多孝好) [日記]


最近、人気シリーズ「dele.」の2~3作品目を読んだり
元々好きな作家さんということもあり、本多孝好の「Good Old Boys」を読んだ。
(その記録)

表紙からして「サッカー(教室)」。
内容も表紙の通り、「サッカー(教室)」

本多孝好さんは、ありそうでない、というかありそうである話に少しだけ
ひねっているという印象。しっかりエンタメ作品なのに劇場型のミステリ作家とは
少し趣が違うという印象を持っている。

今回はサッカー教室に通う「普通の父親」が焦点になっていて
あまり交流のない子供たちの名前が「カタカナ」(例:ユウマ)になっていたり
微妙な「壁」を的確に表現していたりする。

他の作品同様、何かが「解決したり」、「凄い展開」だったりということは
この小説には無い。どこにでもあるような会話だったり、家族の溝だったり
妻との関係性だったり、淡い恋だったり。

でも、しっかりエンタメ作品だったり。
緊張感を煽ったり、ハラハラドキドキというのは皆無なんだけど
ツイツイ読み進めてしまう不思議な魅力がある作家さんであり、作品。

こういうサッカー教室(での会話だったりエピソード)って
都会のサッカー教室だったら、どこでもありそう。

適当に、楽しければいいじゃん的なサッカー教室と子供。
妙にアツい父親、妙に冷めた父親、
強豪チームの父母、コーチなどなど


・・・と思わせるのが、うまいなぁ。


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