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[グルメ] 2020年の目標 [日記]


2020年のグルメ目標と言えば大げさだが、油断すると定番になるので
(いやそれもかなりの贅沢になってしまうのだが・・・)
今年必ず行こうと思うレストランを記録しておく、というか備忘録。

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カンテサンス(フレンチ)
INUA(北欧料理)
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カンテサンス(岸田シェフ)・・32歳で独立以来、ミシュランの三星を
取り続けているツワモノ。メジャーリーグでシーズンMVPを日本人が
とるようなものですから。しかもルーキーイヤーから連続して。
そもそも三星を取り続けること自体が半端ない努力と才能と思うけど、
日本人による日本のフレンチが、ミシュランの三星を取り続けるって
お鮨や和食の三星とは世界が違うと思う。
高級レストランのフレンチで、フランスの名門で実績があるとはいえ
アジア人シェフ@東京ということでハードルが上がると思う。

INUAも人気店。比較的予約は出来そうだけど、神楽坂なのでついつい
お鮨(心さん)に行ってしまうことに注意せねば。

2019年の目標は「龍吟」、「瓢亭(日比谷)」、「御料理宮坂」だった。
残念ながら「御料理宮坂」は結局予約がとれず。

龍吟はすごくお高い(値段も、格式も)のだが、訪問回数にあわせて
微妙にメニューを変えてくる。お皿、盛り付けの演出もすごいし、
山本シェフの世界、価値観を堪能できる。
ティペアリングも良い。お茶の種類も豊富だし、お茶までも美味しい。
「最高の食材を提供する。食べる側もしっかり準備」という姿勢に
対しては日本では賛否が分かれるのだろうか。

「瓢亭(日比谷)」は初めて京料理の「八寸」や瓢亭名物の
「瓢亭たまご」を食べさせていただいたが、お値段以上の感動は無かった。
値段は倍以上だけど、瓢亭にいくなら「龍吟」ということで良い。

何はともあれ、今年は、カンテサンス、INUAには行けるよう努力しよう。
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[日記](読書) 国語教師(ユーディト・W・タシュラー) [日記]

ドイツのミステリ、「国語教師」を読んだのでその記録。

ドイツのミステリとはどんなものだろうと興味津々。
なかなかの人気作のようでドイツでも賞を受賞し、日本でも結構評価が高い。

物語は国語教師(女性)と、作家(男性)のメールのやり取りや
彼らが創作する物語の断片をベースに進んでいく。
この辺りはなかなか独創性があってよかった。

例えば、教師が作家に語る物語(或いはその逆)とか。
いついつの教師と作家のメールのやり取り、とか。

そもそもミステリなのでどこかで事件が発生する「必要」があるのだが
中盤までは特に二人の過去の話に終始し、特に事件性は感じない。
どちらの「狂気」が結末に直結するのかわからないまま進むが
作家の方の子供がポイントになってくる。

最近はやりのむごたらしい暴力の描写や、性的な描写はほぼない。
欧米らしいカジュアルな男女関係はあるにはあるのだが、まぁ許容の範囲。
なので、そういうところも好印象かな、と。

ただ徐々に物語が分かってきて、結末に向かうところは
あまり驚きも、感動もなく終わってしまったというのが印象。
もう少し面白く出来たような気もするが・・・・。
例えば、教師が作家に語る事件の詳細なんか、もっと引っ張れたし
もっと「狂気」を持たせても良かったと思うのだが。

結局のところハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか、恋愛ものなのか、
よくわからないミステリではある。或いはいい話系なのかな・・
いや、いい話ではないか・・人が死んでるし。

2時間ドラマにするとそこそこ面白い作品なのかな、とも思ったり。
凄く簡単に読めるので、外国の小説にありがちな
長ったらしい名前や地理に苦労することもあまりなかったので
外国小説入門編としても良いかも。



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