SSブログ

[日記](読書) ブラック&ホワイト(カリン・スローター) [日記]


米国ミステリー作家・カリン・スローターの人気シリーズ、ウィル・トレント捜査官の
第9作目、「ブラック&ホワイト」を読んだので感想と記録。

原題は「UNSEEN」。目に見えない、予見できない、という意味らしい。
邦題は、「白」と「黒」で読み終わった時点では、邦題のほうが分かり易いですね、
確かに。どちらが良いというわけでもないけど。

今作でもシリーズで活躍しているジョージア州捜査局特別捜査官のウィル、
そのパートナー・フェイスの面々と、ウィルの恋人であるサラ・リントン医師、
そしてジョージア州・メイコン書のレナ・アダムスとの因縁も過去の作品と同じ。

レナは大物薬物密売人の強制捜査で逮捕どころか、同僚が負傷した挙句、
その売人は自殺する。

その後、レナと夫ジャレッドは自宅で襲われ、ジャレッドは瀕死の重傷、
自身は傷つきながらも、強盗犯に反撃し、1名を殺害、もう1名にも大怪我を
負わすが、その行動について、内部調査をうける。

一方で、メイコンで暗躍している大物の犯罪組織(ボス)と思われる犯罪者を
ウィルが潜入捜査により追っている。

ミステリー小説っぽく、レナを襲った事件とウィルの潜入捜査が交錯し
更に、恋人サラとレナの因縁や、レナとジャレッドに起こった悲劇などが絡み
事件解決と共に楽しめる作品になっていたかな、と。

作品としても、600ページくらいで1冊としては若干、厚めだけど
1冊に纏められているので、一気読みし易い。

全てウィル・トレントシリーズを読んでいないので、わかりませんが
今回はウィルの妻・アンジーが出てこなかったので、不快感は少なかったかな、と。

その分、レナが最低の女の演じるのだが(サラに対して)
最後は、「懺悔」で終わるので、後読感は割とよかった。
事件解決の後日談が若干冗長すぎたキライはあったけど。

何だかんだで次の10作目も楽しみだし、ぜひ読んでみたい。

nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ: