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[日記](読書) スクリーム(カリン・スローター) [日記]


カリン・スローター、グラント群シリーズの最新作「スクリーム」の感想と記録。

前作はクライムアクション映画?と思うほどのストーリーと展開でしたけど
この最新作は、再び、カリン・スローターらしく、残虐非道の犯罪描写作品ですね。
ほんっとに容赦ないし、気持ち悪いし・・。
主人公の一人であるサラとウィルの激しい恋物語も容赦ないけども・・・。
結婚を申し込むまでに、結果、何人死んでいくんだろうと思いますわ・・。

今回はサラの元夫(故人)・ジェフリーと触るもの皆傷つけるジェフリーの元部下、
レナが担当した過去の事件(誤認逮捕の疑い)に絡んだ連続殺人犯を追う。
700ページ近くある文庫本ですけど、一気読みでしたね。面白い。

面白さは、連続殺人犯は誰ということもそうなんですが
問題児・レナの言動に振り回される過去、現在の人々(ジェフリーやフェイス)。
サラの元夫・ジェフリーがなぜ、誤認逮捕に至ったのか・・などなど
どちらかというと、過去、現在の主要メンバーの関係性に面白さがあります。

レナって新人のころは、サイズの合わない制服を着せられ、ジェフリーに怯える一面も
あって可愛いなぁ、とおもうところもあるんだけど
上司の命令には尽く従わず、自分の都合にあわせるところが彼女らしい。
悪気があって事実を捻じ曲げるし、あからさまに態度にだすし・・。
やっぱり嫌なやつ(苦笑

今回は過去の誤認逮捕の真相を過去の時間軸(ジェフリーが健在)と
現在の時間軸(ウィルたち)で読者が読んでいく構成。

本当に真犯人は別にいて、誤認逮捕だったのか?
真犯人は誰か?

過去の捜査資料や新しく見つかった事実をもとにウィルたちが捜査すると
何人かの候補が挙がってくるけど・・・実は!?という王道ミステリー。

まぁ、でも、やっぱりこのシリーズは、登場人物の魅力です。
カリン・スローターはどんどん作品を出していくので次回作もすぐ読めそう。

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