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[日記](読書) グレイラットの殺人(M・W・クレイブン) [日記]


M・W・クレイブンの国家犯罪対策庁・重大犯罪分析課・W・ポー・シリーズの
第4作目「グレイラットの殺人」の感想と記憶。

4作目・・・なんですけど、過去の作品をほとんど覚えていない。
カンブリア州にある遺跡(ストーンサークル)と主人公ポー(と父親との関係)、
分析課の同僚で、(可愛い)スーパーハッカーのティリーと上司・フリン程度。

そんな程度の記憶でも今回の作品はとっても面白かった。

冒頭はミステリー作品らしく、わけのわからないシーンからスタート。
貸金庫を襲う役者の仮面をかぶった強盗たち。
わけのわからないヤリトリが続き、仲間割れが発生(1名死亡)
そしてリーダー各の男が、「ラット」の置物を置く(殺人以外、盗まれたものはない)

場面は変わり、首脳会議が開かれる地域で起こった撲殺事件に
半ば強引に呼ばれるポーたち。各国、そして米国首脳が出席することからFBIそして
MI5の捜査員とともに撲殺事件の犯人捜査に乗り出すポー。

事件現場の不審な状況から、MI5捜査員を逮捕するポー。
妨害するMI5

証拠品(ラットの置物)から、過去の貸金庫の事件が浮かび上がるが
撲殺事件との関係性に悩むポーたち。

今回の事件捜査においてもポーのひらめき
そしてティリーの凄腕ハッキングと、ほのぼのした会話が大変良い。

ポーとティリー以外の登場人物全員が怪しいという状況で
最後の最後まで、真犯人が分からない。

ポーの会話が良くわからないところも、しっかり伏線になっていて
最後に「なるほど」と思わせるのもニクイ。

次回作からは、いよいよポーの悲願、自身の出生について
少しは明かされるんでしょうか。

楽しみに待ちたい。


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