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[日記](読書) 亡国のハントレス(ケイト・クイン) [日記]

続いて、ケイト・クインの「亡国のハントレス」の感想と記録。

物語の軸は
第2次世界大戦直後のアメリカ(ボストン)
第2次世界大戦直後のイギリス
第2次世界大戦中のロシア

ボストンでは、父・娘の家族の話で、父はアンティークショップを営み
近くに移り住んできたポーランド系の母・娘といい関係に。
イギリスでは、ナチス狩りを務める元従軍記者とその相棒が"女狩人"と
呼ばれる殺人者(ナチス将校の愛人とされる)を追う。
そこへ"女狩人(ハントレス)"の情報を提供するという女性(ニーナ)が現れる。

一方、第2次世界大戦中の物語では、ニーナの半生が語られていく。
ニーナは極寒のルサルカ湖での貧困生活を変える為、
憧れるパイロットになるため、航空学校に入校後、入隊する。

700ページに及ぶ物語のなかで、「女狩人(ハントレス)」が占める割合は
非常に少ない。てっきり、「ハントレス」がどんなにすごい人物なのか、を
期待して読み進めていくと、全然、登場しないので「???」となる。

というか、あからさまにボストンで登場する母娘が「ハントレス」であることが
明確なので、ハントレスって誰?とかの「謎とき」も皆無。

私としては、ほぼ「面白くない」といって過言ではない作品だったが
第2次世界大戦とか、ナチスとか、そういう作品が大好きな方には
高評価なのかもしれない。
単にミステリー好きな人向けの作品ではなかった。

ボストンの親子、イギリスのナチス狩りの面々、ニーナ、そしてハントレス
どのキャラも中途半端な魅力でしかなく、
各章(ボストン、イギリス、ロシア(ソ連))の話も、ただただ冗長で、
もっとシンプルに、何かに焦点を当てていれば、凄い面白い作品だった気がするが
単に私の読解力、興味の低さにより、この作品の面白さを理解できなかったのだろう。

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