SSブログ

[日記](読書) メカ・サムライ・エンパイア(ピーター・トライアス) [日記]


ピーター・トライアスの人気シリーズ・ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパンの
第2弾、「メカ・サムライ・エンパイヤ」を読んだので記録と感想。

前回は検閲官と、将校の失踪とその娘の死をめぐる物語
今回は前作から数年後の1990年代、テロ集団はGW弾からNARAへ。
主人公は検閲官から、メカパイロットを目指す学生たちに変更となる。
特高の槻野昭子と皇軍最高のメカパイロット・クジラ(の子供)は再登場。

今作ではメカパイロットを目指す学生ということもあり
メカ戦がふんだんに描かれているのが、特徴ですかね。

しかも、学生たちが活躍するので学園ドラマ風でもあり、
敵メカもいかにも「ジャパニメーション」的な風貌・設定なので
日本人にとっては引き続き馴染みやすい。

逆に言うと、私のようにミステリが好きな人にとっては
少し物足りない内容になっているので、好き嫌いは分かれると思う。

圧倒的だった皇国メカが、ナチスが開発したバイオメカにやられてしまう。
そこで皇軍はナチス・バイオメカ開発者をむかえ、バイオメカ対策を進める。
皇国vsナチス。そして、BEMA(陸軍士官学校)学生たちの友情が読みどころなんですけど。

作者も大好きな、エヴァンゲリオンや、その他ジャパニメーションの要素が
ふんだんに盛り込まれていて、ほんとうに最近のアニメ作品をみているよう。

主人公のマック(誠)
暴れん坊でかつての最高のメカパイロットを親に持つクジラ
士官学校エリートのノリ(範子)
民間警護会社からの同僚・千衛子
士官学校エリートでリーダのカズ

そして、主人公の高校時代の友人で、ナチスでもあるグリゼルダが
強大な的に立ち向かう・・・って、ほんとにワールドトリガーとか、エヴァですよね。
主人公のマックも、オタクから民間警護会社の訓練を経て、士官学校に再入学、
徐々に経験を積むことで、士官学校のエリートサークルに参加できるほどになる。
この流れもいかにも、って感じだし、心に傷をもつのもいかにも。

第3作品目でシリーズ完結だと思うので、とりあえず最終作を読んでみたい。
映画化されたり、アニメ化されると面白そうなんですけどね。


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。