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[日記](読書) ペインフル・ピアノ(下)(サラ・パレツキー) [日記]


ペインフル・ピアノ(上巻)に続いて、ようやく下巻を読んだので感想と記録。

上巻では、シカゴのミシガン湖畔の公園にあるガード下で、かつて人気を集めた
女性ミュージシャンが、ホームレス生活を暴露され負傷、失踪する。
それに絡むとされる中年男性クープは、公園再開発に対する集会で騒ぎを起こす。

公園再開発に関係する委員会スタッフが殺され、もともと
その講演開発の集会にとあるきっかけで、参加したヴィク、そして
ホームレス生活のミュージシャンを発見することで、クープともめた挙句、
クープから彼の愛犬を一方的に押し付けられる

ミュージシャン・リディア、保護者と思われるクープの行方を捜すために
リディアが恋人を失ったカンザス州での銃乱射事件を調査すると

徐々に公園再開発関係者とのつながり、リディアの恋人(乱射事件で死亡)と
その家族とのつながり、が明らかになり・・・。

下巻になると、いよいよ、ヴィクの行動力が発揮されるのだが
本作品だけを読むと、ヴィクの年齢が分からなくなるくらい、激しい。
いや、そういうのは差別的な認識なのかもしれないけど、
まるで若きヴィクという感じで、カンザス峡谷や草原を探索の挙句撃たれたり。

シカゴの公園再開発の陰謀阻止だけで、1巻かけそうな内容ですけど
一見関係のなさそうな、カンザスの銃乱射事件とも絡んで
どこに落ち着くのか最後まで分からなかった。

(読んでみれば)終わってみれば、そういう事なんですけども。

サラ・パレツキーも、ヴィクも流石ですね
強気女性が活躍するのは読んでいて面白いけど、ヴィク、頑張りすぎかも。

次回作も楽しみですね。


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