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[日記](読書) 水の墓碑銘(パトリシア・ハイスミス) [日記]


サスペンス作家のハイスミスの長編「水の墓碑銘」の感想・記録。

正直、しんどかった。
作家さんがいわゆる「巨匠」だし、ネットでも高評価だったし
たしか、「太陽がいっぱい」を観たことあったなぁ、ということで
改訳版を読んでみたけども・・・

若く美しい妻・メリンダ。
夫は富裕層で、父親が残した遺産と自身の趣味的な出版物だけで
優雅に暮らしている。

近隣の家族とも特段悪い関係でもなく、パーティに夫婦で招待されたり
一人娘の友人家族とも特段問題も無く、という感じだが
妻・メリンダが元々自由人で、結婚しても、若くイケメンの男がいれば
家に公に招待したり、夫に隠れてデートしたり・・。

で、物語は、この夫が、メリンダの恋人(愛人)を次から次へと殺すというもの。

特段殺し方が酷いとか、実はメリンダとグルだったとか、
娘も絡んでいたとか、そんなこともとくになく、
ただただ夫が少しずれていて、メリンダが自由過ぎてという感じ。

何が面白いポイントなのか、最後まで分からず終わってしまった。
ほとんど最後は読み飛ばしながら(行ったり来たりしながら」
何とか読んだ感じ。解説読んでも、特に「ここが!」ということもなく

映画化もされるんだなぁ、くらい。

サスペンス作品とミステリー作品の違いなんですかねぇ。
言葉ではよく言い表せないけど。。
普通の人が、少しズレて、殺人を起こしていくみたいな?



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