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[日記](読書) 鍵穴(ヨルン・リーエル・ホルスト) [日記]

ノルウェー発、人気ミステリー・警部ヴィスティングシリーズ
第2弾「鍵穴」の感想と記録。先日、順序を間違えて3作目を読んだばかり。

今回も、ラルヴィク警察のヴィスティング、娘のフリージャーナリスト・リーネ、
そして国家犯罪捜査局のスティレルたちが登場。

今回はラルヴィク警察の管轄内で、病死した大物政治家の別荘から大金が見つかる。
大物政治家であることや、地理的、そして何より実績から
検事総長直々にヴィスティングに捜査命令がくだる。

ちなみに「Det Innerste rommet」とは、大金が見つかった別荘の部屋、
「一番奥の部屋」という意味と思われる。

大金の金額、紙幣発行年から、2003年に空港で発生し、その後未解決で終わった
現金強奪事件で盗まれた現金であることがわかる。

ヴィスティングが捜査開始直後、何者かにより別荘が消失。
大物政治家が絡むため、その敵対者か、ノルウェーの犯罪組織か・・・

秘密裡による捜査が求められるため、数人の協力者で操作を進めるヴィスティング。

徐々に過去の現金強奪事件や、同時に発生した若者の失踪事件、
大物政治家との関係が明らかになる。

今回も、特段、トリックや事件性に特筆すべき物はないと思いますが
ヴィスティングたちの誠実な捜査がきらりと光ります。

こういうクライムミステリーやハードボイルド小説は
主人公がダーティハリーなみにハチャメチャだったり、
才能はあるんだけど、団体行動ができないリズベットのようなキャラが多いですけど
至って普通のヴィスティング。

でも、それが良い。今回もきっちり仕事をこなします。


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