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[日記](読書) 巨神降臨(シルヴァン・ヌーヴェル) [日記]


シルヴァン・ヌーヴェルの「巨神」3部作の最終巻を読んだので記録する。

巨神計画・・・・巨神の組立
巨神覚醒・・・・巨神@異星人の戦い
巨神降臨・・・・巨神@地球の戦い、という感じだっただろうか。

シリーズ最終巻ではロシア、アメリカの一部の新規キャラが登場するが、
相変らず主な登場人物@地球はこれまでと変わらず少なく
ローズ、ヴィンセント、エヴァが中心。
そして全2作同様、物語はインタビュアーとのやりとり、自身の記録的な
表現で進んでいく独特な手法。

ロボット(SF)作品といってもこのシリーズには、さほどSF的な要素が
全体を締めているわけでもなく(いや、ロボット、異星人なので間違いなく
SF作品なのだが)、どちらかというと、現在の地球に
突然、異星人が残したロボットを確認したらどうなるか、という
人間観察的な要素が強く、哲学的な作品だと思う。

ロボットがガンガンやりあう場面にもあるにはあるが少ないし
パイロットは普通のおっさんとおばちゃん、子供だし
ニュータイプとか、美少女とか、そういう日本のアニメてきな
パイロット特性(適正)も特にない。といって、たまたま乗り込んで
「これ動くじゃないか!?」とかそういう流れもなく、ある種淡々と
したものだとも思う。(ロボットの倒した武器はバクテリアだし、地味)

とんでもない武器(=ロボット)を手に入れた時
人々や、大国(ロシア、アメリカ、中国など)の反応が現実的で皮肉。

SFを題材にしてはいるけど、割と現実的なお話と思ってしまうのが
面白い作品だな、と。



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