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[日記](読書) 特捜部Q-吊るされた少女 (ユッシ・エーズラ・オールスン) [日記]


「知りすぎたマルコ」から間髪入れず、デンマーク発人気ミステリ、特捜部Qシリーズの
第6弾、「吊るされた少女」を読んだので記録。

今回も面白かった。というか、一番面白かったような気がする。
カールの過去の事件、その犠牲者で同居人のハーディ(車いす生活)、
部下のアサドの過去(というか正体)、ローセの姉ユアサ(というか同一人物)、
前作まで徐々に明かされる、或いは分かってきた伏線たちは、この今作品でも
絶妙にストーリーに組み込まれている。

特にアサド、ローセ(ユアサ)についてはかなり重要な位置を占めてきた。
思えば、このメンバーで7年近く組んでいるところも、驚きだし
意外にこの人たち相性がいいのね、と思ってみたり。

メインストーリーは、タイトル通り、交通事故ではね飛ばされた少女を巡り
定年間近の警察官が特捜部Qに連絡してくるが、カールの機嫌が悪く、
邪険?にしてしまう。その数日後、この警察官は自らの退職パーティで自殺する。

この少女の交通事故は10数年前(17年?)に発生しており、ひき逃げの首謀者は
捕まらず、お蔵入り状態。自殺した警察官もかなり調査しているが
結局、どこまで真相を突き止めているか、カールたちにはわからないが
とりあえず、この事件を調査し始める。

この警察官の調査結果や、カールたちの聞き込みによって
当時の少女を取り巻く環境が分かってくる

と、同時に小説では新興宗教団体のストーリーも進んでいき
この少女との関係が徐々に明らかになっていく。

色々な登場人物が登場してくるが、犯人に関しては見事な展開だったっと思う。
きちんと伏線が回収されているし、なるほど、こう来たか、と感じた。

前作までも面白かったが、今作ではローセ、アサド、ゴードン、そして
カールのチームとしての働き(連携)もよくて、楽しく読めた。

そして、ユアサが突然出てくるところで今作は終わってしまったのだが・・

次回作も気になりますねぇ。



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