[日記](読書) ミレニアム(II,III)

あんなに毛嫌いしていた、ミレニアムも
II "火と戯れる女"III　"眠れる女と狂卓の騎士"まで読んだ。
IIとIIIは完全に繋がっているので、一気読みという感じだ。

相変らずミカエルは冴えているし、リズベットは破天荒だし
周りの登場人物もいかにも映像向きなキャラクターで
ストーリーはなんかすごいことになっているし、なるほど
ヒットしているのも頷ける。

今回はリズベットのこれまでの生活環境が肝となるストーリーだが
こういう話は中々日本では書きづらいものだろうな、とも思うが
こういう設定は日本で出来ると、日本のエンターテインメントも
海外で受け入れられるのだろうか、とも思った。

ちなみに作者は既に他界しているということで
この後の続編はどうなるのだろうか、とあとがきを読みながら
思っていたのだが、調べてみるとあっさり続編がでてた。

ミレニアムの面々にまた会えると思うと嬉しい限り
リズベットは・・・まぁ貴重なキャラですわね、はい。

もうすこしミレニアムのほかのメンバーに焦点をあてても
それはそれで面白いのかな、と思ってみたり。
結構、普通でいて魅力的なキャラ達ばかりと思うのだが。

映画ではどうなっているのだろうか。
原作がある映画はほぼ見ないので、これからも見ないと思うが
すこし気になるところではありますねぇ。

いずれにしても、ミレニアムシリーズは面白い。
登場人物の名前や地理が憶えづらいけど・・・

マルティンベックシリーズと比較もされているのだが
全く違うタイプのミステリーだし、比較そのものがおかしい。
こちらは大衆エンターテインメントで
マルティンベックは好きな人が小説で楽しむものだと思う。