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[日記](読書) ペインフル・ピアノ(上)(サラ・パレツキー) [日記]


サラ・パレツキーの女性探偵ヴィク・シリーズの最新作、「ペインフル・ピアノ)。
・・・の上巻。まだ下巻に手を出せていないので忘れないうちに上巻の感想と記録。

英語タイトルは、「DEAD LAND」。

30年以上も経っている探偵業。30才でヴィクが開業したとしても、
設定としてはすでに50歳以上か。物語中でも体力的な衰え、年齢による攻撃性の変化を
語るようなシーンもあるので、自身でも年齢が身に染みている様子。

ただ登場してくる友人関係、同じアパートに住む独身の老人、コントレーラスと犬たち
病院に勤める友人ロティ、元恋人で現友人の記者、ライアスンなどの面々は変わらず。

今回も舞台はイリノイ州・シカゴ。
47丁目の高架下で、ホームレスと思しき女性が、おもちゃのピアノで
一時期はやった歌を演奏していた。

"ピーナッツ"のシュローダー風という感じで演奏する女性。
目撃したヴィク、そして名づけ子のバーニーは、その女性こそが
失踪したミュージシャンであると考えたが、保護者を名乗る男性ともめてしまう。

そのことを記者ライアスンに話してしまったところ、ライアスンが大手メディアに
掲載してしまい、この元ミュージシャンは再び失踪、保護者とも大いにもめた挙句、

保護者(クープと名乗る男性)は失踪、さらに、名づけ子が付き合っていた
ミシガン湖畔を守る環境委員会をサポートしていた恋人も殺され、さらに
その関係者もクープが、なぜか元ミュージシャン名義で借りていた
アパートで殺される。

シカゴの大手メディアや弁護士事務所も徐々に絡んでいき・・・、という感じで
上巻が終わった。

相変わらずヴィクシリーズは面白いし、ボッシュシリーズ同様、大変長い作品なので
かつてはひたすら行動、時には喧嘩もいとわなかったヴィク、
そして友人たちに年齢が見え隠れするのも、なんか味があっていい。
ヴィクの行動のお陰でシカゴの地理に詳しくなる自分もいたりする。


はやく下巻が読みたい。


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