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[日記](読書) ブラックボックス(マイクル・コナリー) [日記]


マイクル・コナリー、ボッシュシリーズの第16作目「ブラックボックス」の感想と記録。

前作「転落の街」では、かつての宿敵と対決したが、結果として
元同僚であり現ロス市警の上層部にいるキズの策略にハマってしまったボッシュ。

今作品では特にキズや本部長の策略(の影響)は特に語られず
1990年代におこったロス暴動でおこったデンマーク人のジャーナリストの殺害。
当時、その事件に絡んだものの、ボッシュの手を離れ、そのまま"コールドケース"に。

約20年後、再びボッシュの手でその事件を解決しようと試みるが
上司にいつものようにぶつかり、内部監査を受ける羽目に陥る。
その要因は、ボッシュが事件を捜査する際に訪れた刑務所に収監されている
恋人ハンナの息子にあったことが発端。
ボッシュはそれを上司の陰謀と断定し、ひたすら上司にかみつく。

事件の方は、当時ボッシュが発見した薬莢から、使用された拳銃にたどり着き
拳銃を追う事で、殺されたジャーナリストと、その持ち主の関係性を突き止める。

今回はいつもの「ハリー・ボッシュ」だったように思う。
特段、彼のまわり(娘との関係、ハンナとの関係、彼の雇用など)が
変わることなく、ひたす一つの事件を追う、みたいな。

最近、ちょいちょい絡んでいた
弁護士ハラーも登場することはないし、純粋に「ボッシュ」だったかな。

今更ですけど、私が思うボッシュ像は、アル・パチーノなんですよね・・。
なのでアマゾンプライムで公開されている「BOSH」のイメージとは
違っていて、なかなかそっちの作品を観たいという感情にならない。
ちなみに娘は、昔子役だったリサ・ジャクブ(ミセス・ダウトに出演)。

娘との関係もさほど悪くないし、どこに収束するんですかねー、ボッシュは。

次の作品も気になりますが、ボッシュ家族がどうなるのかも気になります。

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