[日記](読書) 最後の審判(ロバート・ベイリー) [日記]
ロバート・ベイリーの人気法廷エンタメシリーズの第4弾であり、完結編でもある
「最後の審判」を読んだので感想と記録。
ちなみに第3弾が「ラスト・トライアル」ということで、今回は法廷エンタメというよりも
主人公でもある老弁護士・トムの宿敵との闘いというものでした。
なので、正直、第1作目から続く裁判(法廷)を舞台に勧善懲悪を描いた内容ではないので
肩透かしというか、これだけ読んでもなんのことのない作品という印象。
若き相棒リックもすっかり独り立ちし、かつての事件をめぐり
被害者を救うため民事裁判を対応中。
そしてトムは闘病生活をおくるなか、かつての宿敵(殺し屋・収監中)から
復習のメッセージを受け取る。その後、宿敵・殺し屋は脱獄し、
途中、自らが殺した死体を使ったメッセージをトムに送る。
末期癌が進むトム、そしてかつての仲間たちは協力して
この殺し屋を探しだそうとするが、逆に追い込まれてしまう、トムたち。
最終的にこのシリーズらしく、勧善懲悪だったり
アラバマ大学、オーバーン大学などのカレッジフットボール(アメフト)の歴史や
語録だったりで締めくくられる。
前述の通り、この作品単体では正直、何も残らないというか・・・
あっさり読んでしまうというか・・。
何はともあれ、4作品とも面白かったし、
ぜひ、リックのトライアルエンタメとして新たなシリーズを楽しみしつつ。
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