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[日記](読書) ゲストリスト(ルーシー・フォーリー) [日記]


英国ミステリー作家、ルーリー・フォーリーの「ゲストリスト」を読んだので
記録と感想。

端的に、とても面白かった。

正直、どうやってこの小説を読もうと思ったのか記憶にないくらい期待もせず
読む気もせず、内容も知らずに読み始めたのだが・・。

物語は、アイルランド沖の孤島で、ベア・グリルみたいな番組で人気の
サバイバルリスト(イケメン)と、オンライン雑誌の創設者で美女が
結婚式を執り行うところから始まる。

新郎、新婦、その親族、友達、そして舞台となる孤島の館に住む
ウェディングプランナー、それぞれの視点で、
結婚式の前日から当日(事件)が語られていく。

一見、華やかに進む結婚式のうらで、徐々に不穏になっていく物語。
新郎、新婦、親族や友達に、何らかの過去があることが語られる中
いつ、どこで、だれが、どうやって、という落としどころが分からなくなるように
構成されていて最期まで、というか、
最後になればなるほど、面白さが加速していった。

いやぁ、面白かった。
久しぶりに純粋なミステリー作品という感じだったねぇ。

あとがきにはアガサクリスティーの「そして誰も・」を思い起こす、とも
書いてあったけど、久しぶりにゾクゾクするミステリーというか
サスペンスですかねぇ、どちらかというと。

奇怪なトリックや人物は出てこないけど、点が線になったときは
見事と思ったし、面白い!

残念なのは、この作家さんは日本ではこの作品しか見当たらないこと。
本国では、ミステリー作品含めて、数冊刊行しているようなので
是非、日本語訳を出してほしいですねぇ。




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