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[日記](読書) 死まで139歩(ポール・アルテ) [日記]


フランス生まれのミステリ作家。1980年代後半にいくつか賞を受賞し、
本作品でも登場する、ツイスト博士シリーズで人気とのこと。

残念ながら、全く存じ上げていませんでしたが
ネット検索で、本作品のタイトルが気になり読んでみたので感想と記録。

原題も同じような意味と思う「A 139 PAS DE LA MORT」。

タイトルの通り、ロンドンで発見された死体の横にはいくつかの靴が並べられ
田舎で見つかった老人の変死体(というか、お墓から遺棄されたと思われる)にも
靴が多数おかれている、というか、この老人が生前に靴を収集する事に
半ば「気が狂った」と思われるほど、癖があった。

と、ロンドンで死体が発見される少し前には、
意味不明に歩かされる手紙配達が発覚し、その配達員がロンドンで発見された
死体でもあり、その死体を発見した男性は、意味不明なメッセージを女性から
伝えられていたり。

回りくどい進め方になんとかついていけば、
前半は、「謎」だらけで面白い。

・・が、回りくどい言いまわしで、盛り上がればよいのだが
興ざめのところも散見され「私にはわかったぞ、でもその前に・・」みたいな状態が
最後の最後まで、しかも何度も、ある。

さっさと説明して!・・・と思ってたら、トリックの説明なく「1年後」だし。

しかも、トリック説明しますよ~、でも、その前に・・・(たらたらが始まる)

読者を置きっぱなしにするのも甚だしい、と思ったら、この作品はダメですねぇ。
それが、「凄い」「面白い」と思ったら、傑作なんだと思う。


挙句、最後は怨恨だったり、不倫だったりで、前半の謎、
タイトルの謎、トリックだったり、盛り上がったわりに残念な感じだし。

個人的に悪くないのだが、このシリーズは読まないだろうなぁ。。


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