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[日記](読書) P分署捜査班-誘拐-(マウリツィオ・ジョバンニ) [日記]


「集結」につづく、マウリツィオ・ジョバンニの人気シリーズ「P分署捜査班」の
第2作目、「誘拐」を読んだので感想と記録。

舞台は再び、イタリア・ナポリの「P分署」。登場人物も引き続き、

P分署に移転してきたメンバー:

前署にて手柄を立てたことで爪弾きにされた・ロヤコーノ警部
金持ち坊ちゃんの気取り屋のイケメン・アラゴーナ一等巡査
暴力行為とDV癖のある停職明け・ロマーノ巡査長
将軍を父に持つ凄腕ガンスリンガー(女性、"L"GBTQ)・アレックス巡査長補
マネジメント能力、操作能力に長けた・パルマ署長

P分署に在籍していたメンバー:
情報収集係であり、パルマに焦がれる・オッタヴィア副巡査部長
ベテランで正義感、住人からの信頼も厚い・ピザネッリ副署長

さらに、
美人でロヤコーノ警部といい中になりそうな・ラウラ検事
ロヤコーノ警部の馴染みトラットリアの店主(美人)・レティツィア
ロヤコーノ警部の娘・マリネッラ

前回、「集結」では、P分署に集まった新旧メンバーが、
公証人(お金持ち)夫婦の妻の殺害を解決しながら、自己紹介していく感じで
殺害事件は普通に、結局、ありがちな「痴情のもつれ」で終了。
プロットを楽しむ物語ではなく、どちらかというとキャラたちの会話や
日常生活を楽しむ、という感じ。

2作目も引き続き、新旧メンバーの紹介とともに、今回はタイトルとおり
「誘拐」を解決・・・・?(主にアラゴーナとロマーノが担当)と、
もう一つ、ロヤコーノとアレックスが主に捜査を担当する強盗事件がメイン。
さらに1作目から続く、ピザネッリの自殺を偽装した?の継続捜査。

ちなみに前作ではラウラとうまくいきそう・・・なところで
離婚した妻のもとから一人娘(マリネッラ)が引っ越してくるのだが
ラウラとロヤコーノの意思とはウラハラに、
マリネッラはトラットリア店主と父親をくっつけようと奔走する。

みたいな感じで、色々な要素が詰め込まれている。
ただし、今回はメインの誘拐事件の結末が良くわからないというか
結局、あれあれあれ???で終わる。続くのか、終わったのか?モヤモヤ。

強盗事件も中途半端だったし、全ての事柄が、中途半端に終わってしまった。

うーん、日本語訳は2冊しかでていないし・・早く3作目が読みたい。
つか、面白いね、このシリーズ。



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