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[日記](読書) ネバーゴーバック(リー・チャイルド) [日記]

「61時間」から「最重要容疑者」をはさみ、ようやく「ネバーゴーバック」へ。
地理的にいうと「サウス・ダコタ」から「ネブラスカ」を挟んで「ワシントンDC」

サウス・ダコタの事件で「出会った」、現MP110隊の隊長(少佐)であるスーザン・
ターナーがやっと本当に意味で登場・・・のはずが、、なんとスパイ容疑で
収監されていて、リーチャーも暴行疑惑や、元妻から訴えられるわ、で
軍に強制的に戻る羽目になるところから本編が始まっていく。

ネバーゴーバックは文庫本のカバーは、トム・クルーズである。
既に映画化され、地上波(CS)でも放送されている。
映画も小説を読み終えてみたのだが、リーチャー、ターナー、モーガンなどの
主要メンバーの数人と、すごく大まかなプロットが同じ以外
ほぼ違うストーリーになっていた。そして大して面白くない。というか、
登場する組織や事件的に2時間の枠では語られないのだろう、きっと。

映画ではなんとターナーとリーチャーの逃避行(&反撃)に
リーチャーの子供(疑惑)が付いてくる。というか、ほぼ今回の主役級の扱い。
映画ではこの子供(疑惑)との関係性(父性)に焦点を当てていきたい、
というのがミエミエで、いかにもトム(ハリウッド?)が好きそうな展開。

小説ではリーチャーを貶める策略はこの子供(疑惑)と暴行(疑惑)の二つの
事件が絡むので、そこまで扱いは大きくなく、あくまでターナーのスパイ容疑、
リーチャーの過去の事件疑惑、そしてそれらをつなぐ陸軍の陰謀がメイン。

だいたいのプロットは、これまでのシリーズ同様、最初は些細な事件が
徐々に徐々に大きな組織や事件、陰謀に発展していくというものだし
事件解決の些細なとっかかりからリーチャーの推理が的確だったり、
追っ手をバッタバッタとなぎ倒していく展開、そして美女との一夜は
リーチャーのウンチクも同じ。

今回はターナー少佐が指示したアフガニスタンでの調査が
米軍のアヘン密輸に関係することになり、ターナーは命を狙われ
彼女に会いに行ったリーチャーもあらぬ嫌疑(子供&暴行)がかけられる。
ワシントン(基地)からハリウッド(子供と妻が住んでいる)まで、
なぞの刺客とのイタチごっこ、そしてリーチャーの過去(元妻とその娘)の謎。
ターナーとのロマンスの行方(というか、ガーバーの娘はどうした?)

タイトルはネバーゴーバックなのだが、ハリウッドから一旦基地(ワシントンDC)へ
戻って、事件解決。ターナーとの恋もここで終わる。

数作品前まではリーチャーの兄や母親、元上司(ガーバー)との
ちょっといい話もあったのだが、ここ数作品はただのドタバタ劇になっているので
内容としては薄目。でも、読みやすい。TVシリーズにもなるようなので
そういう軽めの感じ(物語)として読むのが一番なんだろう。

でも映画はちょっとね・・・、一昔前(80年代~90年代)のアクション映画。
最後も安っぽかったし・・・、まぁ、これはこれでありなんだろう、トムだし。

何はともあれ、ようやく61時間から続いた一つのストーリーが完結したように
思えるので、次回作のパーソナルは、どうなるのだろうか。


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