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[音楽] TM NETWORKの好きな歌ランキング(私的)(1回) [音楽]

まず、アルバムとその感想。あくまで個人の感想、思い出。個人用の記録。


活動初期の3作品とミニアルバム(1作品)
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1. Rainbow Rainbow(1st)
  エコー感のない音が特徴。歌詞も不思議に満ち溢れている。
  デビュー作にしてTM史上最もテクノ寄りのアルバム。
  名作ではないが、実験的・挑戦的な楽曲たちが並び、
  彼ららしい立ち位置で作られていたと思う。
  音的には小室さんの後の発言で衝撃的な事実が発覚。
  なんとこのアルバムは「生」音で制作したかったとのこと。
  しかも全曲。ほんとに??
  結果としてこんなアルバムになったと仰っているし、
  意図した音ではない???それがまた不思議。
  不思議と言えばこのころは、雑誌のインタビューでは
  「ヴィジュアルにこだわっている」はずなのに
  ジャケットにはウツも小室さんも出ていない。
  矛盾だらけ?のスタートで売れる要素は低いかな、と。

2. Childhood's End(2nd)
  1stを失敗ととらえたのか、1stとは真逆に振れてしまったアルバム。
  音は良くも悪くもマイルドになり
  結果として1stで捕まえたなけなしのテクノファンの期待に応えられず
  新しいファンもつかめず、セールスも散々、のちのファンにとっても
  非常に地味な立ち位置となってしまった不幸な作品。
  しかしながら、ポップアルバムとしては地味だが良質な曲が多い。
  TM史上最もポップにふれたアルバムで、大好きなアルバム。
  都会、男女、海、夏、そんな単語が良く似合う素敵な作品。
  TM史上最も「爽やか」なアルバムだと思う。

3. Twinkle night(ミニアルバム)
  シティポップ路線から、突如アニメ映画の音源が主体のミニアルバム。
  CAROL以外では最もファンタジーにふれたアルバム。
  未来(SF)、シティポップときて、アニメ(ファンタジー)となり
  支離滅裂な状態であることが良くわかる。勿論商業的に失敗したが
  メロディアスな楽曲が並び、Electric Prophetのような
  FANKSにとって大事な曲が収録されている。
  
  しかし「ヴァンパイアハンターD」の妖艶、ダーク感が全くない、
  アニメタイアップなのにアニメとは無関係の音になっていると思う。
  しかもジャケットもダーク感のかけらもないファンタジー。
  2ndと同じく売り方を間違えてしまった不幸な作品。
  せめてジャケットが何とかならなかったのか、と当時も今も思う。
  ヴァンパイアハンターDも好きな作品だけに残念感が半端ない。
 
4. Gorilla(3rd)
  商業的な失敗から事実上のプロデューサの交代(小室さん->EPIC)。
  ファンタジー路線は無かったことになり(特にミニアルバム)、
  DISCOを全面に打ち出した作品。
  ただファンタジーの代わりに、"SF"感はいい具合に残り、のちの
  「Humansystem」までの路線の下準備にはなっていると思う。
  音も非常に勢いがあり、やはり大人の判断はジャケット以外は
  正しかったと思われる。(ジャケットは後に散々な言われようですが)
  "FANKS"が生まれたのもこのアルバムから。
  NervousやCome On Let's Dance、You can dance、名曲ぞろい。
  ライブ映像をみてもこのころからようやく「観れる」ものになった。
  やはり経験を持ったディレクターに任せたのは良かったと思う。

という、初期のアルバム(3枚+ミニアルバム1枚)の個人的な感想。
"Get Wild"世代としては、このあたりはリアルタイムで聴いていない。

当時年上のお兄さん・お姉さんの方々には
"Get Wild"とかよりも、"Come On Let's Dance"が好きという
人たちが一定数いて、なんでだろうと思ったものだ。
今ならば納得はできる。やはり、FANKS路線は別のカッコよさがある。

ライブを見ても、サポートメンバーが充実しているし
ベース(フェンスのマットシ最高)が効きまくりで、かっこいい。

CAROLの再演は図らずも叶ったのだが、できれば"FANKS"をもう一度。
89年にやったユーロビートではない、正当なFANKSをもう一度、と思う。

当時のインタビューを読み返してみると、3人共に前向きだけど
音楽的な軸はまるで決まっていないのが良くわかる。
アルバムを作りながら自分たちの音楽を固めていく、という80年代の
独特の傾向だと思う。今、デビューする人たちは自分のやりたいことを
自由に発表しているのに比べると、非常に独特。
その結果、TMもそうだけど、初期のアルバムは全く方向性が違うもの
だったりするのが面白い。
BOOWYも1stのMORAL、2ndのINSTANT LOVEは全然かっこよくないし
3rdのBOOWYからいきなりかっこよくなったのは、TM同様
外部のプロデューサー(佐久間さん)がついてから。

TMの場合、BOOWYに比べても1st、2ndの出来自体は上だと思うが
のちの作品含めて混迷さはTMのほうが圧倒していると思う。

いずれにしても、主導権がレコード会社にある程度移った
3枚目からがTMとしても、まともな商業的な作品だと思う。


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