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[日記](読書) シャッター・アイランド(デニス・ルヘイン) [日記]


続いてのデニス・ルヘイン。「シャッター・アイランド」の感想・記録。

ずっと読んでみたかった本作品。
ディカプリオ主演で映画化もされて、一時期、アマゾン・プライムで無料視聴もできて、
少し観ては、重い雰囲気に何度も挫折。映画のレビュー評価も高かいし
デニス・ルヘインの他小説同様、最初の導入を乗り越えれば、グイグイ引き込まれると
分かっていたのですが、遂に映画をあきらめ、小説を読むことに(と思って、
幾年月なんですが)

読んだ感想としては、「こんな(ホラー)サスペンス」も書けるんだ!ということ。

映画同様、冒頭から重苦しい。
連邦保安官・テディ(ディカプリオ主演)は、ボストン沖のシャッター島にある囚人専用の
精神病棟に新任の相棒とともに、失踪者の捜査にあたる。
失踪者は謎の暗号を残し、密室(病室)から忽然と消え、現在も行方不明。
ありえない失踪の状況からテディは、失踪は病院関係者全員(多く)が絡んでおり
目撃証言そのものが意味をなさない為、失踪捜査は暗礁にのりあげ
テディ自身も諦めムード。そんな中、テディは相棒にこの精神病院に来た本来の目的を話す。
それは精神病院の闇、そしてテディの妻を死に追いやった囚人への復習。
テディと相棒はシャッター島を探索し、囚人を探し出そうとするが、、、。

最初は、失踪者を捜査する謎解きミステリー
途中から、大戦中の精神病患者へのおぞましい人体実験(ホラー)
そして最後は、テディ自身の真相とこの物語の謎解き

相変わらずデニス・ルヘインは、一筋縄ではいかないストーリーを構築する。
複雑怪奇、残虐シーン満載、巧妙なプロット、トリックというわけでは
決してないと思うけど、登場人物への感情移入がしやすく、読み易いので
展開が思わぬ方向に突入しても、妙に心地よい。

流石、売れっ子。

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