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[日記](読書) 犠牲者の犠牲者(ボー・スヴェーンストレム) [日記]


何となく久しぶりの北欧・スウェーデン発の残虐ミステリー、
ボー・スヴェーンストレムの「犠牲者の犠牲者」の感想と記録。

本作品でも登場人物同様、本作家さんも元ジャーナリスト。
だから?という感じではあるが、
本作品も、他北欧ミステリー同様、残虐非道。残忍。

正直、この作品を読んで、特徴をあげろ、といわれても正直
「ただの北欧ミステリー」という印象しかない。

残忍な拷問をうけて死にかけている男性が発見される
その男性自身も過去、様々な事件を起こした挙句、
未成年の少女をレイプしている。(この男はのちに死亡)

さらに同様に残忍な拷問を受けた死体が次々に見つかり
犯罪捜査部カールが同僚たちと犯人を追うが
犯人につながる決定的な証拠を掴めず、事件は混迷。
まさに王道北欧ミステリー。

犯罪捜査部の刑事たちとは別に
この事件を記事にするジャーナリストが登場し、
警察内部関係者と思しき人物の情報も得たりしながら
記事を作成してく。

カール、同僚、そしてジャーナリストのアレクサンドラ。
それぞれが、それぞれの「過去」を持ち、
そのあたりが、事件の真相や物語に深みをあたえているようにも思うが
正直、めんどくさい。これまた、よくある北欧ミステリーの展開。

複雑なプロットをどう演出するか、みたいな。細工が激しい。

正直最後は展開通りという感じもするが、この1冊だけでは
中途半端感が否めないと思う。これで終わり?って感じ。

本国では、続編が2作ほどでているようなので、この中途半端感への解決は
続編に持ち越しなんだろうと思う。

読む人によっては、このミステリーは「凄い」という感じだけど
既に北欧ミステリーを沢山読んでいる人は、「またか」ということなんだと
思う。タイミングによって評価が異なるかなぁー。


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