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[日記](読書) ウイニング・ラン(ハーラン・コーベン) [日記]


ハーラン・コーベンのマイロンシリーズをさらに続けて「ウイニング・ラン」。
どうやら、マイロンシリーズの日本語訳版は、今のところこれで最後の模様。
本国では、2016年に「home」が刊行されてそれで終了のなのか・・・?

何はともれ、「ウイング・ラン」。原題は「DARKEST FEAR」。
日本語タイトルはスポーツ・エージェントらしい感じがするけど、
読んだ感想は、何が?って感じ。相変らずセンスのない日本語タイトル。

もう一つ付け加えると、今作品はスポーツ・エージェントとはほぼ無関係。
確かに、マイロンがNBA選手生命を絶たれた事件の仕組んだスター選手と
その家族(元妻、息子)が関係する事件なのだが、

その息子の生物学上の父親が、実はマイロンで・・・・
その息子が骨髄移植が必要になり、その骨髄移植提供者が失踪し、
元恋人の母親から、失踪した適合者を探してほしいと依頼される
スポーツ・エージェントとはほぼ関係ない。

マイロンは捜査を開始するが、過去に発生した誘拐事件と
その結末(顛末)によるジャーナリストの失踪に関係がありそうで
さらにFBIがその誘拐事件をもとにマイロンにちょっかいを出して・・

一応、エスペランサも登場するし、ウィンも活躍したりするけども
もはや、シリーズ当初にあった(少なくとも前作までにあった)
スポーツ・エージェント(本業)ではなくなってしまっている、マイロン。

確かに元FBI捜査官でもあるマイロンなので、事件の捜査は出来るんだろうけど
こんなに複雑な事件を、FBIにかわって解決するのは
私的には求めていない。むしろ前回までに失った顧客を取り戻す内容が
マイロンシリーズらしいと思うのだが。

まぁ、見事、自身の(生物学上の)息子の窮地を救い、
かつ、過去自身を引退に追いやったNBAスターとも、何となく和解し
さらにその(生物学上の)息子とは、自身が父親であることを理解してもらったうえで
ダディではない、という凄く有難い結末になり、な感じで。

事件解決までの道のりや事件解決そのものは面白いんだけど、
マイロン(スポーツ・エージェント)シリーズではないなぁ、という感想。

そして日本ではこれがマイロンシリーズの最後という腑に落ちない感じ。

無念。


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