SSブログ

[日記](読書) dele (本多孝好) [日記]


本多孝好の「dele(ディーリー)」を読んだのでその記録。

「dele」は元々好きな作品で、1作目を読んでいた。
直後、山田孝之と菅田将暉、麻生久美子でドラマ化もされたので、そのドラマも
毎週見ていた(というか、確か深夜に纏め放送をしていたような)

山田が演じる、車いすの青年「圭司」、通称「ケイ」
菅田が演じる、元便利屋「祐太郎」
麻生が演じる、ケイの姉で弁護士の「舞」

どれも個人的にはぴったり配役だと思う。今回2~3作品目を読んだが、
脳内では彼らたちが演じていた。

2作品目では、「dele.LIFE」としての仕事をこなしつつ
祐太郎の妹の事件、祐太郎が「dele. LIFE」とつながった理由、そして
坂上姉弟(ケイ、舞、坂上家)との関係性が明らかなになっていく。
この辺りはドラマ化もそれていたので、想像し易かった。

3作品目では、妹の事件の真相後、祐太郎が事務所を出て
遺品整理の仕事に就いたエピソード、ケイが行方不明になり
かつて、「dele. LIFE」で知り合った「堂本ナナミ」とともに
事件解決に乗りだす。ケイ救出後の
エピローグ的な作品も最終話として描かれている。

小説というか、物語として1~3作品目はよく出来ている。
本多孝好の作品は起承転結がはっきりしていて、
がっつくような登場人物も出てこないし、暴力もあまりないし
大変読みやすい。

爆発的なヒットはしないと思うけど、好きな人には
タマラナイ作家さんですよね。

・・にしても、配役が絶妙ですねぇ、ほんとに。

山田さんもドライなケイを完璧に演じていたし
菅田さんも抜けていそうな(でも、ピンポイントで頭の回転早い)
祐太郎にぴったりだった。
麻生さんは美人の姉で弁護士っていうのがばっちりだったし。

シリーズ化・・は難しいのですが
何本か、定期的にやってほしいな、と切に願っております。



nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。