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[日記](読書) だからダスティンは死んだ(ピーター・スワンソン) [日記]


ピーター・スワンソンの最新作、「だからダスティンは死んだ」の感想と記録。
邦題が「そしてミランダを殺す」同様、ひねっていますね・・。
ちなみに原題は「Before She Knew Him」。"彼女が彼を知る前に"。
読んだ後で、邦題をみるとひねっていそうで、意外に本質は同じような気もします。
(むしろ変えなくとも思う)

今回もボストン近郊での出来事で、最近引っ越してきた夫婦、夫ロイドと妻ヘンは、
同じ間取りの家に住む、隣家の夫婦(マシュー、マイラ)に出会い、
後日ディナーに招かれると、マシューの書斎に、
かつて殺人事件現場にあったと思しき被害者の競技大会のトロフィーがあった。

ヘンはロイドに怪しさを説明するが、ヘンが大学時代に誇大妄想の挙句
同級生を襲ったことがあり、現在も躁鬱病に対処していることで
とにかく穏便に済ませるように(忘れるように)諭すが、
ヘンは徐々にマシューへの疑いを強め、自身で調査に乗り出すが。

正直、結末としては何のこともなく、別に驚きもしないし、そうだよね、という
感じでした。ただ翻訳の力か、作者の腕か、
過去の作品同様、「読ませて」くれます。

「アリス・・・」の方が好きかな、、、いや「そしてミランダ・・」の方が
エンタメだったかな‥という感じ。

アンソニー・ホロヴィッツ氏と比較されることも多い気がしますが
今作も、「もう少し」っていう感じ。
マシューの妻・マイラが実は、とか、
ヘンの夫・ロイドが・・・とか
マシューの兄弟リチャードが、ほんとは、とか・・・はなくて、
古き良き、90年代のサスペンス映画を観ているような感じ。

ストーリーは違うけど、
若きブリジットフォンダ主演の「ルームメイト」みたいな。
主演(主役)の女性がとにかく魅力的みたいな。

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