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[日記](読書) 猫のお告げは樹の下で(青山美智子) [日記]


青山美智子さんの「猫のお告げは樹の下で」の感想と記録。

「本屋さんが選ぶ・・」で上位になったようでにわか?に人気な作家さんらしい。

「本屋さんが選ぶ・・・」な賞って、売れている本をもっと売らせたい忖度が
強そうなのであまり好きではない。というか、「本好き」「本屋・図書館好き」なら
既に読んでいる作品だったり、次に読みたい作品なのに、
わざわざ「買いにくくする」「読みにくくする」人たちって、本好きとは思えない。
本当に本が好きだったら、もっとマニアックに良い本を掘り起こして欲しい、、とか思う。


で、この本は非常に読み易いけど、私の様な「すれた」人間には響かず。

いや、この手の本は読むタイミングが非常に重要というか。本に罪はない。

ミステリアスな黒白猫・ミクジがいる神社。神主さん曰く、ミクジにあえたらラッキー。
なぜならば悩みがある人の前に、ふらりと現れ、葉っぱを落としていく。
葉っぱには「○○」という、意味不明な言葉や単語、記号が浮かび上がっていて
その後、その言葉(或いは記号・単語)に導かれるように・・という流れ。

・・が、「ラッキー」なわりに、その葉っぱをもらった人たちの悩みはさほど
深刻とは思えない(気がする)。年代、性別、役割にありそうな「悩み」がメインで
視点を変えるだけで、「希望」に変わる。「気持ちの持ちよう」みたいな。

作品自体悪くないと思う。
ただ、わざわざ読むほど「いい話」でもない気もする・・・かな。
なんだろう、このライトな感覚。
いい作品なんだけどね・・、いい意味でも悪い意味でも
小中学校の国語の教科書にありそうで、毒がない(無害)

いや、この日常というか、私が読んでいる本に「毒」がありすぎるのか?と
穿ってみたり・・・。

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