[日記](読書) 時計仕掛けの歪んだ罠(アルネ・ダール) [日記]
再び北欧、スウェーデンミステリ、アルネ・ダールの「時計仕掛けの歪んだ罠」を
読んだので感想と記録。
アルネ・ダールという作家について知識は今回もなし。
ただ、スウェーデンNo.1ベストセラーということで読んでみた。
勿論、ストックホルムのいつもの通りや、島々、や地域が舞台。
異なるシリーズではあるが、ヨーナ・リンナ刑事同様、
「キレモノ」の警部・サムが事件を追っている。
小説冒頭は、回想シーンなのか、夢なのか、
二人の少年がポプラが生い茂る田舎を走って、やがてボートハウスにたどり着く。
そこから現実の事件にもどり、サムとその仲間たちが
誘拐犯を追い詰めようと、とあるアパートに侵入するが、巧妙なトラップや
いくつか証拠、そして消された形跡、そして消えた犯人と人質。
サムは仲間たちとともに、一人の女性にたどり着き、
女性を尋問する途中で、公安警察に捕まるサム。
その女性は公安警察で、立場は逆転し、逆に重要参考人として尋問を受けるサム。
サムの幼少からの趣味であるアンティーク腕時計の修理や
意味深な発言
そして、どちらが犯人なのか、サムが実は連続誘拐(殺人)犯?みたいに
何が何だか分からないまま、クライマックスに突き進んで、一気読みなんですが
最終的に犯人の意味深な発言の「謎」はとけず、「第2弾へ」。
そこが残念。
残念といえば、正直、1作目限定では
こういっては何だけど、学校の「いじめ」だけで、
わざわざ、大げさな仕掛けの連続誘拐をしてしまう犯人というか事件に「?」だし
主人公のサムと、もう一人の主人公(公安警察)のモリーの関係性や過去なんかは
つけたし感というか、無理やりというか、そんなことあるかいな、という感じ。
ではあるものの、第2弾でそのあたりが徐々に分かってくるのか・・・
こういう展開って北欧ミステリの王道なんですけど、面白いし・・
第2弾。楽しみ。
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