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[日記](読書) ミスター・メルセデス(スティーブン・キング) [日記]


ファンタジー・ホラーの巨匠、スティーブン・キングの警察小説を読んだので
記録と感想。「ミスター・メルセデス」
AXNで既にドラマ化もされており、小説としても3部作まで発表されているらしい。

高校時代までスティーブン・キングの作品は結構読んだとおもう。
なんてったって、我々の時代には「スタンド・バイ・ミー」があったし、
リバーフェニックスを崇めていた時代でもあったし。

最近では、「ダークタワー」シリーズを途中まで読んではいるものの
さして「熱狂」するようなことはなく、途中で放置している状態でもある。

今回、比較的直近の作品であること、ミステリー作品ということと、さらに
ミステリー賞を受賞している作品であることから、読んでみた。

結論はというと、スティーブン・キングは何を書いても、彼の作品になるし
悪く言えば、「これで賞とれるんだ・・」ということと「古臭い」。
途中で「3部作」という情報を仕入れて、1作目は紹介程度の作品なのかもしれない。

醜い元刑事、オタクで精神疾患のある女性、そして近所の優等生(黒人)の少年。
元刑事・ホッジスが現役時代の未解決事件(メルセデスが再就職フェアに突っ込んだ)の
犯人と思しき人物から手紙を受け取り、退職した身であるものの、再捜査にのりだす。
もちろん、刑事を名乗ることは違法なのだが、事件関係者が自殺していたり
その家族から捜査を頼まれたりで、結局、前述のメンバーで操作することになるのだが、

犯人の設定が「今時、これっすか・・」という感じ。
マザコンで、低所得者の被害妄想で・・・とか。

終盤、二転三転あるのか?期待しながら読んでいたのだが
(序盤に結構なスペースを割いて、不愉快な犯人からの手紙やメッセージがあったので
きっと、それが最終版でキーになるんだろうと期待しながら)
結果、それの意味は薄いし騙された!とか、凄い展開!とかは一切ない。なんだこれは。

そもそも犯人視点からの章もあるので、犯人の思考も、そもそも犯人自体が
あかされているのに、淡々と最後まですすむ。
淡々と・・という表現は勿論適切ではないのだが(事件は起こるので)

ちょっと残念というか、忖度なんだすかね・・・ミステリー賞は。

良くも悪くも・・ですねぇ、繰り返しですけど。
ファンにはタマラナイのかもしれない。


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