[日記](読書) ウォーシップ・ガール(ガレス・L・パウエル) [日記]
英国SF協会賞受賞作というガレス・L・パウエルの「ウォーシップ・ガール」を
読んだので記録・感想。
まずカバーイラストは、あからさまな「萌え」ではないが、
日本人のイラストレーターらしい、美少女と言うか幼い女性のイラスト。
そして要約では「14歳の巡洋艦・AIが活躍する」とあるので
パッとみは伊401(イオナ)が活躍する「蒼き鋼のアルペジオ」を想像するが
中身は全然違うし、この表紙とこの要約で、この本は大変な損をしていると思う。
なぜこのようなことになってしまったのか、非常に疑問。
そもそも14歳とか、女の子のAIとか内容を読めば、どうでもいいとは言わないまでも
些細なことだし、ストーリーは全く違うところにある。
大量虐殺に疑問をもったAI、かつてそれに巻き込まれた人間たちの現在を描いている。
確かに何をメインにこの本を紹介するのか、難しいところだが
安易に「14歳の戦艦、AI」としてしまったのは、残念。
謎のギャラリー星系文明とか、色々魅力はあるのだが・・・
ハードSFにしては読みやすいし、この作家さんの別の作品も評価が高いので
読んでみたいと思う。
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