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[日記](読書) メインテーマは殺人(アンソニー・ホロヴィッツ) [日記]


「カササギ殺人事件」に続いて、アンソニー・ホロヴィッツの
「メインテーマは殺人」を読んだの記録・感想。

「カササギ殺人事件」は上下巻で見事な展開だったという印象というか
それだけしか、今は記憶にない。

「メインテーマは殺人」はタイトルが既に意味深で
物語冒頭から惹きつけてくれる。

ある裕福な老女が自身の葬儀を計画して、その数時間後に事故にあう。
そこにテレビシリーズや子供向けの本の作家に
この事件の捜査を担当する(正確にはアドバイザー)知人から
この事件を題材にして自身の小説を書いてくれと言われる。

事件は、老女の子供(俳優)、そしてその妻(元女優)、
かつて老女が起こした事故の被害者家族、それら知人たちがからみ
どんどん物語に引き込まれていく・・・のだが

この主人公(作家)とその依頼者(捜査担当者)が、面倒くさい。
どうでもいいことで、つまらない喧嘩をしてイライラする。

それさえなければ大変面白い作品なんだけど
どちらも、お互いの気持ちよりも自分の気持ちやプライドを優先して
不愉快極まりない。

小説としては良く出来ているというか、読者を欺くことが目的の
ミステリー小説なので、「そんなん分かるか!」ということになる。

そんな登場人物、そんな展開を許せれば名作?かな。
普通に読む分には、「普通のミステリー」と思う。

悪くはないけども。

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