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[日記](読書) 三体II 暗黒森林(劉慈欣) [日記]


三体II 暗黒森林を読んだので記録。

三体の1作目を読んで時間も経過しているし、図書館で借りて読んだ都合上、
三体IIの上下巻も少し間隔をあけて読んだので、登場人物を若干忘れてしまう。

それでも、1作目よりも各段に読みやすく
ウォールフェイサーのプロジェクト、主人公のルオ・ジーや友人の警察官
家族(妻・子供)の話なんかはハードなSFなんだけども、読みやすかった。

今回はソフォン(智子)と三体世界からの襲撃に備える、そして
ついに襲撃が始まった2世紀後の話がメインなのだが、
なんというか、ウォールフェイサーのプロジェクト内容以外は、というか
ルオの言動以外は、非常に現実味がある内容だと思う。

各国のナショナリズムというか政治だったり
多くの人たちのパニック状態だったり(現実でコロナ禍でも十分みたし)
インフラも突拍子もないものではなく、スマホ、タブレットの延長線に
ありそうな内容だし。

ただ最後は突然終わった感があって、なんだそういう事なら
最初からルオと三体世界で通信すれば?と思ったのだが、
私の読解力が不足しているので、多分、理由が語られていたのだろう・・・

暗黒森林・・・。私も地球外生命の探索には否定的なので
まったくもってそう思うのだが、学者の好奇心は押さえられないよね、、きっと。
銀河の片隅で、静かに生きていく方がよっぽど幸せなのに
なぜわざわざ、身の危険をさらすようなことをするのだろうか・・

何はともあれ面白い作品ですね、中国がうらやましい。

中国のSF作品で好感がもてるのは、
どうでもいい恋愛話やセックス、家族愛のような、特に欧米作品でみられる
要素がないということと、日本のように幼稚だったり、萌えだったりが
少ないこと。

SF作品として純粋に読み進めることが出来るので助かります。

次回作も楽しみですね。いよいよ、最終決戦でしたよね??

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